前進塾塾長の部屋

前進塾塾長の藤原です。前進塾は、北九州市八幡東区にある幼児から高校生を対象とした学習塾です。学習指導はもちろんですが、キャンプを始めとする体験行事も積極的に実施し、子どもたちの創造性の育成も目指しています。

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塾長の理科(地学)

気象用語(天気予報を賢く聞こう)

天気予報で使われている用語を知っていますか?
 
最初は超基本です。
 
快晴と晴れと曇りの違いは分かりますか?
 
最初に「雲量」という言葉を覚えましょう。
雲量」とは、全天(空全体)のうち、雲の割合がどのくらいかを0から10の整数で表した数値です。
 
 ◆快晴…雲量が0か1の場合
 ◆晴れ…雲量が2から8の場合
 ◆曇り…雲量が9か10の場合
 
これは。中学2年で勉強するので、知っている人も多いでしょう。
気を付けたいのは、雲量が8でも晴れなので、雲がかなり出ていても天気予報は
「晴れ」ということになります。
 
 
今度は、雨の降り方です。
 
「弱い雨」、「強い雨」、「激しい雨」ってどんな雨か分かりますか?
 
弱い降り方から順に並べます。
 
 ◆弱い雨…1時間の雨量が3mm未満の雨
 ◆やや強い雨 …1時間の雨量が10mm以上20mm未満の雨
    →ザーザーと降る雨で、地面からの跳ね返りで足元がぬれる程度です。
 ◆強い雨…1時間の雨量が20mm以上30mm未満の雨
    →土砂降りの雨で、ワイパーを速くしても見辛い程度です。
 ◆激しい雨…1時間の雨量が30mm以上50mm未満の雨
    →バケツをひっくり返したように降る雨で、道路が川のようになる程度です。
 ◆非常に激しい雨…1時間の雨量が50mm以上80mm未満の雨
    →ゴーゴーと滝のように降り続くあめで、傘はまったく役に立たなくなります。
 ◆猛烈な雨…1時間の雨量が80mm以上の雨
    →息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じるような雨で、車の運転は
      危険で雨による大規模な災害の発生するおそれがある程度です。
 
何となくイメージできましたか。天気記号は「雨」は●ですが、
15mm以上の雨の場合は、「雨強し」の●となります。
ちなみに、長く降り続いても1mm未満の弱い雨を「小雨」、
大雨注意報が出る程度の雨を「大雨」といいます。
 
 
では「曇りのち雨」と「曇り時々雨」と「曇り一時雨」の違いは分かりますか?
 
のちは、予報期間内の前とあとで現象が異なるとき、その変化を示す用語です。
 「曇りのち雨」は予報の前半が曇り、次第に天気が悪くなり後半で雨が降る
 という意味で、逆に最初だけ雨が降るような場合(予報時間の前半4分の1程度) 
 は、「曇り、はじめのうち雨」という風になります。
 
時々は、現象(この場合は雨)が断続的に起り、その現象の発現期間の
 合計時間予報期間の2分の1未満の時(断続的:現象の切れ間がおよそ
 1時間以上)を示す用語です。
 
一時は、現象(この場合は雨)が連続的に起り、その現象の発現期間が
 予報期間の4分の1未満の時(連続的:現象の切れ間がおよそ1時間未満)を
 示す用語です。
 
ちょっと、わかりにくいので実例を示してみます。(◎…曇り、●…雨)
 ● ● ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ これだと、はじめの4分の1が雨なので、
                     「曇り、はじめのうち」になります。
 ● ● ● ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ これでは、はじめが連続して雨でその期間が
                     4分の1以上なので、「のち曇り」となります。
 ◎ ◎ ● ● ◎ ◎ ◎ ◎ この場合は、期間の4分の1未満が連続して雨
                     なので、「曇り一時」となり、雨の時間は
                     1時間未満です。
 ● ◎ ● ◎ ◎ ● ◎ ◎ これだと、期間の2分の1未満が断続的に雨
                     それ以外が曇りなので、「曇り時々」となりま                       す。この場合、時々の後が少なくなります
 ◎ ● ◎ ● ● ◎ ● ● 従って、この場合は上とは逆で「時々曇り」と
                     なり、雨の方が多くなります
 
 
次は、時間帯を表す用語です。
 
「明け方」、「朝のうち」、「夕方」、「宵のうち」、「日中」っていつのことか分かりますか?
 
早い時間帯から順に
 ◆午前3時頃まで…午前0時から午前3時頃まで
 ◆明け方…午前3時頃から日の出頃まで
 ◆朝のうち…日の出頃から午前9時ころまで
 ◆昼前…正午の前3時間くらい(9:00~12:00)
 ◆昼頃…正午の前後それぞれ1時間くらい(11:00~13:00)
 ◆昼過ぎ…正午の後3時間くらい(12:00~15:00)
 ◆夕方…15時ころから日没頃まで
 ◆宵のうち…日没頃から21時ころまで
 ◆夜遅く…21時頃から24時まで
 ◆…日没から日の出まで。
そして
 ◆日中…午前9時頃から日没前1時間くらいまで
 
以上が、時間帯を表す用語です。これは一般的な感覚に近いので分かりやすい
のではないでしょうか。
 
 
今度は気温に関する用語です。
 
「猛暑日」、「真夏日」、「夏日」、「熱帯夜」、「冬日」、「真冬日」って区別がつきますか?
 
 
まずはも暑い方からです。1日の最高気温によって
 ◆猛暑日…1日の最高気温が35℃以上になる日のことです。
 ◆真夏日…1日の最高気温が30℃以上になる日のことです。
 ◆夏日…1日の最高気温が25℃以上になる日のことです。
の3つに分かれます。
次に最低気温によって
 ◆熱帯夜…夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜のことです。
    →「猛暑日」や「真夏日」の日は、この「熱帯夜」になることが多いです。
 ◆冬日…1日の最低気温が0℃未満になる日のことです。
そして、一番寒いのが
 ◆真冬日…1日の最高気温が0℃未満の日のことです。
 
 
最後に「平年並」ってどのくらい?
 
気象庁は、気温や降水量などの観測した30年分の数値を小さい順番に並べて
小さい方から10番目まで(全体の3分の1)が「低い(少ない)」、
11~20番目(全体の3分の1)が「平年並」、それ以上を「高い(多い)
と表現し、各階級の出現率が等しく33%(10年)となるように決めています。
現在の区分値は1981年から2010年までの30年間の資料で作成した値で、
区分値は10年毎に更新しています。
 
ちなみに、「冷夏」や「暖冬」は、これらの階級を用いた表現で、
 ◆冷夏…夏(6~8月)の平均気温が3階級表現で「低い」場合
        →反対に高いときは、「暑夏
 ◆暖冬…冬(12~2月)の平均気温が「高い」場合
        →反対に低いときは、「寒冬
を指しています。

火成岩と鉱物の覚え方

火成岩」とは、マグマが冷え固まった岩石で、
 
 イメージ 1マグマが、地表又は地表付近で、急激に冷え固まってできたものを「火山岩
 といい、急に固まるため、同じ鉱物が集まってできる結晶は小さく、 「斑晶」といい、その他の結晶になりきれなかったガラス質の部分を「石基」と言います。つくりは、左の図のようになり、「斑状組織」と呼ばれます。
 
 
マグマが、地下深くで、ゆっくりと冷え固まってできたものを「深成岩といい、ゆっくイメージ 2りと固まるので、同じ鉱物同士が集まって大きな結晶を作ります。つくりは左の図のようになり、等粒状組織」とい呼ばれます。
 
 
 
 
色の白い順に
 火山岩は、「ュウモン岩」「ンザン岩」  「ンブ岩
 深成岩は、「コウ岩」   「ンリョク岩」 「ンレイ岩
になります。
 
覚え方はいくつかありますが、
 「色リカちゃん、あせって いた」
で覚えられます。(ちょっと、下品ですが)
 
造岩鉱物は
 無色鉱物の「セキエイ」「チョウ
 有色鉱物の「ウン」「カクセン石」「」「カンラン石
を、覚えて下さい。
 
覚え方は頭の部分をとって
 「セキ、チョウ、ウン、カク、キ、カン」
で覚えられます。
 
いずれも、基礎中の基礎なのでしっかり覚えて下さい。

閉塞前線と停滞前線

前線の最後は、「閉塞前線」と「停滞前線」です。
前線は4つしかないので、これで全部です。
 
では、まず「閉塞前線」から
 
温暖前線」と「寒冷前線」で書いたように、
 ①「温暖前線」が進行方向の前方に、「寒冷前線」が後方にあるのです。
 ②「寒冷前線」の方が「温暖前線」より速いのです。
ということは、低気圧が進んでいくと、
速い「寒冷前線」が、遅い「温暖前線」に追いつくのです。
こうやってできるのが、「閉塞前線」なのです。
低気圧が関東や北海道の方へ進むと天気図に現れてきます。
 
ここまでは、中学校の教科書についています。
ここからは、少し難しくなります。
 
後ろから追いついた「寒冷前線」に伴う寒気と
前を行く「温暖前線」に伴う寒気は、同じ寒気でも温度差があります。
そこで、より冷たい寒気の方が下に来ることになるのです。
 
寒冷前線」側の寒気の方が温度が低いと、
温暖前線」側の寒気の下にもぐりこんでいき、
閉塞前線」は「寒冷前線」の前線面に沿ってつくられます。
前線面の傾斜はやや急で、前線が通過するときも「寒冷前線」に近くなります。
これを、「寒冷型閉塞前線」と言い下の図のようになります。
                     
イメージ 1
 
 
これに対して、「温暖前線」側の寒気の温度が低いと、
寒冷前線」側の寒気がその上に上昇し、
温暖前線」の前線面に沿った「閉塞前線」ができます。
前線面の傾斜は緩やかで、前線が通過するときも「温暖前線」に近くなります。
これを「温暖型閉塞前線」と言います。
 
 
では、つぎに「停滞前線」について、お話しします。
 
寒気と暖気の勢力が同じくらいだと、どちらにも動かず
特定の場所に比較的長時間、前線面が停滞することがあります。
これが「停滞前線」です。
 
梅雨時期に見られる「梅雨前線」や初秋の「秋雨前線」がこれにあたります。
文字の通り長く停滞するので、天気の悪い日が続きます
 
中学校理科の教科書に書いてあるのはこの程度です。
ここからは、中学校理科の範囲を少し超えます。
 
停滞前線」の長さは一般的に「温暖前線」や「寒冷前線」と同じ
数百km~2000km程度ですが、
時には3000km~4000kmくらいの長さに伸びることもあります。
上空から見た前線の雲の範囲は幅500~1000kmくらいです。
雲の大部分は前線の北側にあることが多いので、
前線の北側300km以内で雨が降ることが多いようです。
 
雲の種類は北側に向かって順に層雲・層積雲・乱層雲で、
時には積乱雲が発達することもあります。
 
以上が「閉塞前線」と「停滞前線」です。
テストの出題率は、だんぜん「温暖前線」と「寒冷前線」の方が高いので、
そちらをしっかりと学習して下さい。
断面図を書く作図問題も、入試に出題されているので、
詳しく学習しておくことが必要です。  

寒冷前線

せっかくなので「寒冷前線」についてもお話しします。
温帯低気圧」には、「前線」を伴うことを「低気圧」の時に、
気団」のことを「温暖前線」の時にお話ししました。
 
寒冷前線」は、暖かい空気(暖気)と冷たい空気(寒気)がぶつかり合い、
寒気方が勢力が強いので、暖気に押し勝ったものなのです。
 
2つの空気が押し合って、寒気が押し勝つと、
寒気は重いので、寒気が暖気に潜り込むようにして、前線面」ができます。
 
ちょっと難しいですが、
寒冷前線」の長さは一般的に数百km~2000km程度です。
上空から前線の雲のある範囲を見ると、
その幅は平均200km~500kmくらいと「温暖前線」より狭くなります。
ただし、雨を降らせる雲の範囲はもっと狭くて、幅は50km~150km程度です。
 
寒冷前線」でできる雲は、
上空にできる「積乱雲」で、その後方に層積雲や積雲・絹雲ができるます。
このうち、雨を降らせるのは「積乱雲」です。
 
イメージ 1
 
これが、「寒冷前線」の断面図です。
寒冷前線」は「低気圧」の進行方向の後方にでき、
中心から南西の方へ伸びています。
 
寒冷前線」の特徴を書いておきましょう。
 
 1.雲
    積雲状(鯛に伸びた)の雲ができます(雨を降らせるのは積乱雲です)
 2.雨
    範 囲…狭い範囲に雨が降ります
    時 間…短い時間、雨が降ります
    降り方…雷を伴うような強い雨がザアザアと降ります(にわか雨)
 3.気温
    通過後は冷たい空気の範囲に入るので、気温が急に下がります
 4.風
    北半球では、南東寄りの風から南西・北西寄りの風に急に変わります
 5.気圧
    前線の接近に伴って低下し、通過後はにわかに上昇して
    その後、高いまま推移します
 5.速さ
    「温暖前線」に比べて速いです
 
これくらい覚えていれば、テストでは、ばっちりですよ。
今回も、かなりの部分が中学校理科の教科書についているので
分かりやすかったのではないですか?
 
次回は「閉塞前線」と「停滞前線」の予定です。

温暖前線

昨日までに続いて、天気の話です。
温帯低気圧」には、「前線」を伴うことを「低気圧」の時にお話ししました。
今回は、そのうちの「温暖前線」についてお話しします。
 
まずは、「気団」について、簡単に説明します。
気団」というのは、温度や湿度が一様な空気のかたまりのことで、
性質の違う「気団」通しは、同じ空気なのに混ざりにくいのです。
 
2つの「気団」がぶつかの合うと、混ざらずに押し合いが起こるのです。
温暖前線」の場合は、暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合い、
暖かい空気の方が勢力が強いので、押し勝ったものが「温暖前線」なのです。
 
ところで、冷たい空気と暖かい空気ではどちらが軽いか分かりますか?
答は暖かい空気です。
熱気球が浮かび上がるのは、ガスバーナーで空気を暖めて、
空気が軽くなるので浮かび上がるのです。
 
では、話を「前線」に戻しましょう。
2つの空気が押し合って、暖かい空気が押し勝つと、
暖かい空気は軽いので、暖かい空気が冷たい空気に乗り上がるようにして、
比較的緩やかな傾斜の境界面ができます。
ちなみに、この境界面のことを「前線面」と呼びます。
 
ちょっと難しいですが、
温暖前線」の長さは一般的に数百km~2000km程度であります。
上空から前線の雲のある範囲を見ると、
その幅は平均500km~1000km以上にもなります。
ただし、雨を降らせる雲の範囲はもっと狭くて、幅は300km程度です。
 
雲にも、いろいろ種類がありますが、「温暖前線」でできるのは、
低い方から層雲・乱層雲・高積雲・高層雲・巻層雲・絹雲です。
このうち、雨を降らせるのは「乱層雲」です。
 
イメージ 1
 
 
これが、「温暖前線」の断面図です。
ところで、「前線」というのは「前線面」が地表と接したところを言います。
温暖前線」は「低気圧」の進行方向にでき、中心から南東の方へ伸びています。
温暖前線」の特徴を書いておきましょう。
 
 1.雲
    層雲状(横に広がった)の雲ができます(雨を降らせるのは乱層雲です)
 2.雨
    範 囲…広い範囲に雨が降ります
    時 間…長時間、雨が降ります
    降り方…弱い雨がしとしとと降ります
 3.気温
    通過後は暖かい空気の範囲に入るので、気温が上がります
 4.風
    北半球では、南東寄りの風から南西寄りの風に変わります
 5.気圧
    「低気圧」の中心に近づくので気圧は下がります
 5.速さ
    「寒冷前線」に比べて遅いです
 
これくらい覚えていれば、テストでは、ばっちりですよ。
今回は、かなりの部分が中学校理科の教科書についているので
分かりやすかったのではないですか?
 
次回は「寒冷前線」の予定です。
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